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●あらすじ●
駅から歩くこと二十分。駅前通りから横道へはいって暗い道をずっと行くと
今にも崩れそうなアパートがある。全八室の木造二階建て。空き室も多く住人はごく僅か。
トイレは共同、風呂はない。四畳半一間、小さな台所付きのボロアパート。
前の通りを車が走ると建物が揺れる。南向きって事だけが唯一の救い。
ある日拾ったのは、ずぶ濡れの女。
素性も何も分からぬ女知らされたのは名前だけ。
ひとつ屋根の下で始まったある物語。ひとつの布団で手を握り合うことすら出来ないまま、
時間だけが過ぎて・・・・・これは恋心か、或いは下心か。
答えも出せないまま重ねる日々。二人の心が少しずつだが通いはじめた頃、
男は女の衝撃の過去を知ってしまう。突然姿を消す女。
彼女の過去に隠された謎とは。そして奇妙に絡み合う二人の糸。
そして軋みながらもまわりはじめた運命の歯車。
四畳半の部屋で重ねられていく切なく悲しいラヴストーリー
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●諸注意●
■R指定とあるものは性的描写がある場合がございます。
嫌いな方はお気をつけ下さい。
■此方の小説はパラレルです。
創作ですのでこんなの○○じゃないと言われたらぐうの音も出ません。
パラレル嫌いな方は読まない方が懸命です。
■楽しんでいただければ幸いです
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